高速道路で「まさか…!」 春に増える“デカい動物の侵入”衝撃映像が公開 遭遇した場合の“対処”とは

マジで怖い!

春は高速道路も動物注意

 NEXCO中日本名古屋支社が2024年3月27日、公式X(旧Twitter)にて、【高速道路上の動物侵入に注意をお願いします】という表題とともに、ある映像を公開しました。

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山間部の高速道路のイメージ(乗りものニュース編集部撮影)。

 それは、高速道路へ実際に進入した、シカやクマ、キツネといった動物たちの暗視カメラ映像です。NEXCO中日本名古屋支社は、次のように、注意を呼び掛けています。

「春は動物たちの行動が活発になり、高速道路に迷い込むことがあります。動物に起因する事故は4月―5月が特に多くなっています。高速道路上で動物に遭遇した際は、急ハンドル・急ブレーキによる二次災害防止のため、落ち着いた行動をお願いします」

 道路上でのクルマと動物の衝突事故、いわゆる「ロードキル」が近年増加傾向にありますが、それは、動物侵入防止柵の設置や、あらかじめ“けもの道”を設けるといった対策が施された高速道路でも同様です。

 2022年度、NEXCO3社と本四高速、首都高速、阪神高速の6社管内で発生したロードキル処理件数は約5.1万件で、1日あたり約140件発生している計算。NEXCO管内では20年前の約1.4倍に増えています。

 そのうちの半数ほどはタヌキ、キツネ、イヌ、ネコといった「中型」の動物ですが、映像で見られたシカやクマといった大型動物の処理件数も増えていて、NEXCO西日本管内では2022年度に約1300件も発生しています。

 また、首都高や阪神高速のような都市部でも、それぞれ年間約500件が発生。首都高では中型動物100件、小型動物(鳥類など)400件という内訳です。

 JAF(日本自動車連盟)によると、もし高速道路で野生動物に遭遇した際は、「急ハンドルは避けて」「ブレーキで回避できない場合は、よほどの大型動物でない限りまっすぐ衝突するしかありません」としています。
 
「動物注意」の警戒標識に注意するほか、ロードキル件数の多いタヌキなどの中型動物は、「上向きライトにすると遠方でも動物の目が光って発見しやすくなる」そうです。

【了】

【画像】高速道路の「動物処理袋」ほか 様々な対策

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