なぜ川崎の街なかに? 激レア「カルガモ標識」は区内唯一の動物注意

「動物注意」の道路標識には、たいていはシカやタヌキが描かれますが、中にはその地域特有の動物が描かれ、ご当地ものとして話題になることがあります。それは市街地から遠く離れた山間部の話かと思いきや、川崎市も例外ではなさそうです。

珍しい「カルガモ注意」 なんでこんな街中に?

 山間部などの道路で「動物注意」の警戒標識を見かけることがあります。たいていはシカやタヌキ、地域によってはウシなど、標識の絵柄には大型の動物が描かれています。ただご当地ものとして、沖縄県の西表島にあるイリオモテヤマネコなど、変わり種の絵柄がしばしば話題になります。

 

 そのような中、神奈川県川崎市の市街地に、ご当地標識が登場しています。描かれているのは「カルガモ」。場所は高津区と中原区の区境付近、交通量の多い中原街道沿いです。

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「カルガモ」が描かれた動物注意の警戒標識(2023年5月、大藤碩哉撮影)。

 標識は2022年4月、中原区道路公園センターが設置。親ガモとその後ろをついていく3羽の子ガモがデザインされています。なお、中原区内の「動物注意」警戒標識はこれが唯一ですが、高津区では国道246号の津田山切通し(溝口/久地)に、タヌキ絵柄の標識が存在します。ここは山を切り通してバイパスが建設されているので、野生動物が出没するものと思われます。

 カルガモの描かれた警戒標識が設置されている場所には、矢上川の支流が流れており、特に春はカルガモの泳ぐ姿を目にします。ただし支流は街道との交点で暗渠になっており、カルガモが陸に上がり道路を横断してしまうのです。過去にはクルマと衝突する交通事故も発生しているそう。そこでドライバーに注意を促すべく設置されたというわけです。

 ちなみに国土交通省道路局によると、描かれる動物の絵柄はシカ、タヌキ、サル、ウサギの4種類が標準として定められているものの、これら以外の動物については、各道路管理者がその場所の実情にあわせて適宜製作し設置できるとのことです。

【了】

【写真】こんな街なかに!? 設置場所を見る

【特集】道路標識、ライン 教習所では習わない「交通ルール」特集

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