「早稲田通り」拡幅に着手! 環七‐環八間を“イマドキ仕様”に改良 車も人も自転車も通りやすく
延長1165mを拡幅!
早稲田通り「環七‐環八」を拡幅
東京都は2024年3月27日、早稲田通り(補助74号線)の拡幅計画について、国土交通省から認可を取得し、事業に着手すると発表しました。
対象区間は、杉並区内で旧早稲田通りと分岐する本天沼二丁目交差点から、環八通りと交わる清水三丁目交差点の手前までの延長1165mです。
幅11mの道路を15mに拡幅。両側の歩道を広げるとともに、車道には1.5mずつの自転車通行帯も設けます。電線類は地中化し、車道と歩道の間には街路樹を整備。また、歩道の構造は昔ながらの上がり下がりの多いマウントアップ形式から、段差の小さいセミフラット形式とします。
同様の事業は、大和陸橋交差点(環七通り)から本天沼二丁目交差点までが完成しており、今回は環八手前までの区間が着手されます。
早稲田通りは、区市町村役場と主要な防災拠点を連絡する第二次緊急輸送道路に指定されており、今回の拡幅は災害時の緊急車両の通行を確保する目的もあります。
現状の車道幅は7mですが、消防はしご車の救援活動には5.2mの空間が必要で、残り4.8mの空間で緊急車両の通行空間も確保するとなると、足りません。今回の区間の拡幅で、周辺地域が環八や中杉通り(補助133号線)を介して杉並区役所や杉並消防署などの拠点との連携を強化するということです。
都は、事業化から完成までは、おおむね7年から10年かかるとしています。
【了】
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