ロシア軍「最凶車両」夜間にドローンで撃破される 凄まじい大爆発も ウクライナ国防省が映像公開
珍しく夜間に撃破されています。
夜間にも自爆ドローンが跋扈
ウクライナ国防省は2024年4月3日、ロシア軍の車両「TOS-1」を夜間に自爆ドローンで破壊したとする映像を公表しました。
公開された映像では、自爆ドローンが「TOS-1」に体当たりし、車両の弾薬が誘爆して凄まじい大爆発が起こっています。
「TOS-1」は、燃料気化爆薬(サーモバリック)弾頭ロケット弾の発射装置をT-72戦車の車体に搭載した車両です。サーモバリック弾頭は、固体の化合物を気化させ、粉塵と強燃ガスの混合気体を作り出す気体爆薬です。
「TOS」はロシア語で「重火力投射システム」を指し、凄まじい爆風と衝撃波、熱によって建物や人員などを制圧することを目的とした車両です。ただ、ロシア軍での配備は比較的少数にとどまっており、ウクライナ侵攻では損失が相次いでいます。今回は珍しく夜間に撃破されています。
ウクライナ国防省によると、映像はアゾフ旅団が撮影したとのこと。同部隊は、ウクライナ東部ドネツク州のテルヌイ近郊で、「TOS-1」がウクライナ軍への砲撃を準備していたところを撃破したとしています。また、今回の攻撃は、夜間に活動できるドローンを導入するための募金活動で可能になったとしています。
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