これが「さんふらわあ」!? 大幅イメチェンの新造フェリーついに進水 LNG燃料 まるで宇宙船のような「さんふらわあ かむい」

「今すぐできる環境対策」LNG燃料フェリー4隻体制に

 商船三井グループは2050年までにネットゼロ・エミッションを達成することを目指し、次世代燃料の積極的な導入を掲げています。このうちLNG燃料は従来の重油焚き船と比べ25~30%のGHG(温室効果ガス)削減効果があることから「今すぐ実現可能な取り組み」と位置づけて、外航・内航問わずLNG燃料船の整備を進めています。

 すでに大阪―別府航路へ「さんふらわあ くれない」「さんふらわあ むらさき」を投入済みで、さらに大洗―苫小牧航路にもLNG燃料フェリー2隻が投入され、4隻体制となります。

 LNG燃料のバンカリング(供給)は、複数台のタンクローリーと船を同時に接続し短時間で補給を行う「トラック・ツー・シップ」方式で実施されており、「くれない/むらさき」は別府港で燃料補給を行っています。「さんふらわあ かむい」が就航する大洗―苫小牧航路は距離が長いため、大洗港と苫小牧港の両方で「トラック・ツー・シップ」方式によるLNG燃料の補給を実施します。

 大洗―苫小牧航路のLNG燃料フェリー1番船となる「さんふらわあ かむい」は2025年中の就航を予定しています。2ストロークエンジンによる東日本初のLNG燃料フェリーは、どのような乗り心地になるのでしょうか。

【了】

【だいぶ変わった!!】これが新「さんふらわあ」だ!(写真)

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