これが「脱・水戸岡デザイン」だ! 形式名が謎すぎるJR九州「漆黒の新観光特急」 神髄は車内にあり!

「いさぶろう・しんぺい」+「はやとの風」=「かんぱち・いちろく」 ?

 いよいよ車両のお披露目となり、その幕が降ろされると、重厚感ある黒に塗られた車体が姿を現しました。私が受けた最初の印象は、「いさぶろう・しんぺい」に、同じく肥薩線の鹿児島県内で運行されていたキハ47形・147形を改造した「はやとの風」を合わせたのが「かんぱち・いちろく」、というものでした。

 先の話でもあったように、これまでの九州観光列車における“水戸岡デザイン”の絶大なイメージはそう簡単に崩れないでしょう。艶のある原色の車体に金のエンブレム、ロゴの配置や正面・側面方向板の使い方は、まさに水戸岡流を踏襲していると感じました。

 外観コンセプトでもある「車体に沿線の景色が映りこむようデザイン」も引き継がれており、この列車の車体も鏡面に仕上げています。撮影するカメラマンにとっては、“研究”が必要となる列車となるのは間違いなさそうです。

車両形式の「2R」系って何だ??

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「かんぱち・いちろく」の1・3号車はもともと、肥薩線で走っていた「いさぶろう・しんぺい」だ。肥薩線真幸駅で(坪内政美撮影)。。

 今回の「かんぱち・いちろく」に起用された車両形式名は「2R」系。周りの取材陣からも「どういう意味?」との声が多く聞こえました。

 これは、列車名にも起用された麻生観八と衞藤一六、両氏(2人)の“ROMANCECAR”という意味だそう。1号車「2R-16」は遠藤一六、3号車の「2R-38」は麻生観八が“八鹿酒造(大分県九重町)の3代目”という意味で、2号車の「2R-80」は、ラウンジで使われている杉の一枚板の全長がおよそ80cmであることに由来するといいます。

 ちなみに改造前の形式名は「2R-16」が「キハ47-9082」、「2R-38」が「キハ125-24」、「2R-38」が「キハ47-8159」です。この列車でなければ成立し得ないオンリーワンの形式名となっています。

【まさに水戸岡デザイン“アップデート”】「かんぱち・いちろく」車内(写真で見る)

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