「嘉手納のF-15C/D」後継はどうなる? トップに聞く 騒音対策もここまでやっていた!

米空軍嘉手納基地の運用で注目されるのが「航空機の騒音対策」と「現在行われている戦闘機の暫定配備」の今後です。これについて同基地のトップに聞いてみました。

「近隣の学校の卒業式」で飛行自粛も

 米空軍嘉手納基地が、基地周辺地域の住民とコミュニケーションを心掛ける中、航空機の騒音対策は避けて通ることができません。また、現在行われている戦闘機の暫定配備に課題はないのでしょうか。そこで、嘉手納基地司令官のニコラス・B・エバンス准将にそれについて伺いました。

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嘉手納基地での「エレファントウォーク」(画像:アメリカ空軍)。

――基地の周辺地域への騒音対策は何を心掛けていますか。

 発着する航空機の騒音抑制には、日米両政府間で結ばれている協定を順守し外来機も守るよう、離着陸には予め定められた経路上を飛ぶように教育しています。

 日本側から飛行運用調整を求められた場合は、丁寧に対応をしています。3月6、7日の沖縄県立高校入試時に飛行を自粛し、最近は嘉手納町立嘉手納外語塾の卒業式のために飛行自粛を1時間延長しました。エンジン排気に臭気があると指摘されるE-3早期警戒管制機は、基地境界付近には駐機しません。

 ただ、上級司令部からの命令で、休日や夜間にも飛行する時があります。上級司令部と基地の運営、地域住民への配慮、これらのバランスをうまく取りながらの運営を心掛けています。

――長年配備されていたF-15C/Dの本国帰還によりF-22、F-35などが基地に来ています。暫定配備は兵士の負担になりませんか。

 司令官として暫定配備による疲労へ兵士がどのように対処しているかは、常に考えています。F-15C/Dのような常駐機と異なり、米国本土などから展開する機体の管理には独特の取り組みが必要です。

 その一方、暫定配備される飛行隊は到着後、ほかの部隊と一緒に一糸乱れず嘉手納基地に溶け込んだ運用もできるようにもしています。到着後の数日以内に航空自衛隊と一緒に訓練を行い、これまでF-15C/Dが行っていた任務を切れ目なく受け継ぐことができるようにしています。

 2024年4月10日に実施した40機以上の配備機による地上走行、通称「エレファントウォーク」もその一環です。走行後は離陸し、多くの種類の航空機による一体的な運用を確認しました。

【写真】かっけー! これが「F-15C/Dの後継機説」が流れる戦闘機です

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