「自衛隊も太鼓判」北欧メーカーの新型装甲車パリデビュー! 欧州の将来を担うかも!?

量産車はもっとカッコよくなる?

ヨーロッパ共同開発の成果だ

 北欧フィンランドのパトリア社は2024年6月17日、フランスのパリで開催されている防衛装備品展示会「ユーロサトリ2024」にて、新型の全地形対応車(ATV)のコンセプトモデルを発表しました。

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陸上自衛隊の新型装輪装甲車「AMV」もパトリア社の製品(画像:防衛装備庁)。

 パトリア社によると、この車両は履帯(いわゆるキャタピラ)式の足回りのため、あらゆる地形を走破することが可能で、極寒の北極圏を含む過酷な環境下でも活動できる能力を持っているとのこと。加えて防弾板を始めとして、武装を含めた各種装備を必要に応じて交換することができるモジュラー性もあるだけでなく、コストパフォーマンス(費用対効果)についても考慮されているそうです。

 とはいえ、この車両はコンセプトモデルであり、実際にこれがそのままどこかの国の軍隊に採用されるというものではありません。しかし、これは今後のヨーロッパ諸国における装甲車両開発に影響をおよぼし得る存在です。

というのも、これはEU(ヨーロッパ連合)諸国が共同で出資し、フィンランドやドイツなど9か国から19のメーカーが参加し行われている「将来高機動拡張装甲システム(FAMOUS)」プログラムの下で開発されているから。

 FAMOUSプログラムは、装軌式車両であるATVと、タイヤ式の「LAV(軽装甲車両)」とのあいだで動力源やセンサー、装甲、指揮通信システムなどさまざまなものを共通化し、さらにそれを各国の主力戦車の能力向上にもつなげるべく、必要な各種技術やコンセプトを開発しようというものになります。

つまり、今回発表された車両は、FAMOUSプログラムにおいて参加企業の調整役を務めるパトリア社が、いわばそのたたき台として開発したものといえるでしょう。

 ちなみに、陸上自衛隊が新型装輪装甲車として採用した「AMV」も、このパトリア社の製品です。

【了】

【雪上車みたい…】パトリアの次世代装甲車のコンセプトモデルを真横からみると

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