クルマに「ウッディぶら下がってる!」大丈夫なのか? 付けちゃいけない場所とは

映画「トイ・ストーリー」シリーズに登場するウッディやバズの人形が、クルマにぶら下がっている光景をたまに目にします。場合によっては、ちょっと危なそうにも映りますが、問題はないのでしょうか。

ぶら下がる人形に法的な問題はないの?

 ディズニー映画の「トイ・ストーリー」シリーズに登場するウッディやバズ(バズ・ライトイヤー)の人形などが、クルマのリア部分にぶら下がっている光景を見かけることがあります。

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クルマにぶら下がるウッディ人形(乗りものニュース編集部撮影)。

 これは、同シリーズでクルマにぶら下っていた名シーンを再現するためアクセサリー用に販売されている「ぶら下がり人形」で、SNSでも「前走ってる車の荷台に、ウッディぶら下がってて興奮した」「ミニバンのハッチにぶら下がってるウッディを発見。メチャメチャ可愛いんだけど」と頻繁に目撃証言と共に写真が投稿されています。

 こうした人形を、むき出しでぶら下げても問題はないのでしょうか。道路交通法では「自動車の運転者は、(中略) 積載している物を転落させ、若しくは飛散させることを防止するための措置を講じなければならない」と定められています。車外に取り付けたものが落下すると、それはドライバーの交通違反となる恐れがあります。

 この規定に違反した者は、3か月以下の懲役、もしくは5万円以下の罰金。過失による場合は10万円以下の罰金が科せられます。逆にいうと、落下させなければ、違反とはならない可能性が高いです。

 しかし、取り付ける場所は気を付ける必要があるようで、カー用品店担当者によると「ランプ類の機能や、ナンバープレートの読み取りなどを妨げると、交通違反になる可能性になるので、適切な位置につける必要があります」とのことでした。

 また、「ボディの規定内に収まる位置にもつける必要があります」とのことで、あまりにはみ出ていて危険と判断された場合も道路交通法や道路運送車両法の違反になる可能性があるようです。

 ちなみに、「トイ・ストーリー」シリーズのほかに、スパイダーマンやハルクなど、マーベル・コミック系キャラクターの車外に取り付けるタイプのアクセサリーグッズなどもあるようです。

【了】

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