新たな「日本一早い終電」爆誕! 前代未聞の「計画運休」で1か月間限定 理由は“落ち葉”
聞いたことがない!
落ち葉で空転しやすいヤバイ区間「運休」
JR東日本盛岡支社は2024年7月24日、盛岡と宮古を結ぶ山田線で秋の約1か月間、計画運休を行うと発表しました。その理由は“落ち葉”によるものです。
10月15日から11月15日の32日間、山田線は上米内-川内間で終日運休となります。
この時期、「山田線において落葉等を原因とする空転により列車が大幅に遅延していることから、通勤通学のご利用が多い区間の安定輸送提供を目的として」とJR東日本は説明。その空転発生が特に多いのが、人口が希薄な山岳区間にあたる上米内-川内間だそうです。
この1か月間、盛岡―上米内間は終日折返し運転を実施。川内-宮古間は、一部列車を運休し、朝・夕の時間を中心に川内-宮古間または茂市-宮古間で折り返し運転を行うといいます。空転が発生しやすい区間を最初から運休し、利用の多い区間にリソースを回すと見られます。ただし、上米内-川内間は一部の回送列車は走るとのこと。
不通に伴う代替輸送は行われませんが、現在、山田線では並行する国道を走る岩手県北バスの「106特急・急行バス」を鉄道の乗車券で利用できる実証実験が行われており、これが実質的な代替になります。
なお、今回の運休により、川内-宮古間の下り列車(宮古方面)は、川内6時32分発宮古行き、茂市8時37分発宮古行きの2本だけになります。
これに伴い、1か月間だけですが「日本一早い終電」が塗り替わります。現在「日本一早い終電」として知られるのは、日豊本線 重岡駅(大分県)の6時47分発延岡行きですが、川内6時32分発の宮古行きが、その座に就くことになります。
【了】
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