東名「大和トンネル」付近さらに「拡幅」へ 渋滞撲滅のための長期車線規制“ガマンの4年半”に?

増える交通量 14万台突破しちゃった…

 横浜町田IC-海老名JCT間は前出の通り、これまでも渋滞対策で車線が増やされてきましたが、依然として解消に至っていません。

 これは、渋滞が発生しやすい「サグ」と呼ばれる下り坂から上り坂に変わる箇所が連続する地形もありますが、単純に、交通量がどんどん増えているのだとか。

 コロナ禍の2020年にはいったん交通量が減ったものの、以降、2022年には同区間の1日平均交通量がコロナ前を上回り、2023年には1日14万台を突破。日本屈指の重交通区間となっています。

 ただ、2021年の大和トンネル前後の付加車線完成で、上り線については大和トンネル自体が渋滞の先頭ではなくなってきました。交通容量が増加したことで一定の渋滞緩和効果も発現しています。

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上り線の綾瀬スマートIC手前。付加車線が途切れる箇所が渋滞の原因に。ここも延長工事が行われる(ドライブレコーダー)。

 しかし、その手前、付加車線がいったん途切れて片側3車線に戻る綾瀬スマートIC付近にボトルネック箇所がずれて、ラジオの渋滞情報でも「綾瀬スマートIC」の名を頻繁に聴くようになりました。

 この、上り線の綾瀬スマートIC付近の付加車線の欠落を“埋める”工事についても、現在、調査設計が行われています。この部分は全て土工部だそうです。

【了】

【4年半の大工事!】東名「大和T前後の長期車線規制」(地図/画像)

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