「なんだ“軽専用”マスかよ」駐車場でなぜ増えた? もはや“オール軽専用”も登場 普通車停めちゃダメ?

駐車場で「軽専用」と書かれた区画をよく見るようになりました。地域によっては完全に軽専用のコインパーキングもあるほど。なぜ増えたのでしょうか。普通車は停めてよいのでしょうか。

軽専用マスのサイズとは?

 ところで、ここで平置き式の無人時間貸し駐車場(コインパーキング)を経営する土地所有者の立場になって考えてみましょう。

 一定の広さの土地に駐車場を作る場合、1台分の区画を小さくしたほうが、より多くの台数を収容できます。

 つまり普通車よりも軽乗用車の利用が多い地域では、「普通車用の『幅2.5m×奥行き5m』で区画を設定してもムダなスペースが生まれるだけ、軽乗用車用マスで一般的な『幅2.2m×奥行き4m』とし、駐車場そのものも『軽専用』として作ってしまえばいい」というアイデアに落ち着くことが考えられるのです。

 こうした軽自動車専用駐車場は、同じスペースでより多くのクルマを収容できることから、普通車サイズで運営する駐車場より単価を安くした場合でも、面積あたりで同等の売上げを見込むことができます。さらに「他の駐車場よりも駐車料金が安い」という理由で利用者が集まれば、さらに売上げが上がる可能性もあります。

 大都市圏では普通車や小型車の利用が多いことから、敷地の形状などの都合で駐車場内の一部の区画に軽自動車サイズを用意するコインパーキングが見られる程度です。

 しかし軽乗用車の比率が圧倒的に高い地方都市では、「軽自動車専用」のコインパーキングが存在するエリアもあります。

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軽自動車専用コインパーキングの例(植村祐介撮影)。

 ただ、こうした収益上の理由や、より多くの台数を収容できるという理由から、駐車場のすべての区画が軽自動車サイズになってしまうと、普通車や小型車を停めることが難しくなるという課題が生まれます。

 そのため、一部の自治体では、商業施設などに併設する駐車場については、軽自動車サイズの区画を一定の比率以下とするような規定を設けています。

【普通車ムリ?】「軽専用コインパーキング」を写真で見る

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