「なんだ“軽専用”マスかよ」駐車場でなぜ増えた? もはや“オール軽専用”も登場 普通車停めちゃダメ?
軽専用に普通車、停めると「迷惑」
ところで、自分の乗っているクルマが小型車や普通車だった場合に、こうした軽自動車用の区画や軽自動車専用の時間貸し駐車場を使ってもいいのでしょうか。
全長が4m以下、もしくはわずかに超えるサイズの小型車であれば、物理的には軽自動車用の区画に停めることは可能です。実際、混雑している商業施設の駐車場などでは、そうした停め方をしているコンパクトカーを目にすることがしばしばあります。
しかし軽自動車用区画への小型車の駐車は、自分が窮屈な思いをするだけでなく、左右に停めた他車にも迷惑となります。またクリアランスが小さくなることから、ドア当たりによるキズの可能性も高くなります。
こうした理由から、軽自動車用区画への小型車の駐車は、やはり慎むべきでしょう。
ではうっかり進入してしまった時間貸し駐車場が、軽自動車専用だった場合はどうすればいいのでしょうか。
フラップ式の駐車場なら、停めずにすぐ道路に戻れば問題ありません。ところがゲート式の駐車場の場合、「どうせ料金を払わなければならないのであれば、停めてしまおう」と考える人もいるかもしれません。
じつはゲート式の時間貸し駐車場の多くには、入庫してから数分間の「サービスタイム」が設けられ、この間に出庫すれば料金は「0円」となります。慌てずにそのまま出口ゲートを目指しましょう。
ただ、なかにはサービスタイムが設定されていない時間貸し駐車場もあります。不用意な出費を抑えるためにも、不慣れな土地、なかでも特に市街地では「入場前に軽自動車専用駐車場ではないか」を確認することをおすすめします。
【了】
Writer: 植村祐介(ライター&プランナー)
1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。
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