「え、海走ってる!?」 能登半島地震8か月“異例のはみ出し”で開通の道路さらに改築中 被災地どうなっているのか

大地震の爪痕が各所で色濃く残る能登半島。現地は未だ各所で道路が寸断され、復興には大きく時間がかかりそうです。そうしたなか“異例の方法”によって開通した道路があります。

陸地からはみ出す!? ウルトラCで復旧

 それは、土砂崩れが起きた元の道路の復旧ではなく「地震で隆起した海岸側へ、新たに道路を作る」というもの。

 素人目には「海側の用地ってなんだか軟そうで大丈夫だろうか」とも思います。しかし、たまたまこの千枚田付近の海岸の地盤が固く、海中から隆起した箇所も道路建設に適していたこともあり、前例には乏しいものの、このウルトラC的な新道路の建設が実行されることとなりました。

 果たして国道249号は5月に開通。住民の行き来が迂回せずにできるようになったことで大いに評価されました。

 筆者が7月に輪島市を訪れた際、この「海岸側にできた道路」を通ろうとしました。しかし、その入口付近には「緊急車両等・地区住民以外通り抜けできません」の表示が。斬新な工法で完成した新道路ですが、ここもまた「とりあえずは通れるようになった」というのが現状のようです。

将来的には完全なる新道路として生まれ変わる

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輪島市の中心地の様子(2024年、松田義人撮影)。

 遠目に「海岸側にできた道路」を見ると、さらなる工事が進められていました。ゆくゆくは車線などを増やし完全なる新道路として生まれ変わることでしょう。

 この「異例の秘策」によって国道249号はいち早く開通しましたが、被災地には他にもいまだ通行止めとなっている道路が複数あります。

「海岸側にできた道路」の好例同様、柔軟かつできるだけ早い対策を持って、1日も早く各所の道路の復旧を望むばかりです。

【了】

【すげえ…!】これが「海だった場所にはみ出した」道路です(地図/写真)

Writer:

1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。

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