ロシアが開発「ワンオペ攻撃ヘリ」Ka-50 実は“ブラック職場”になりかけた!? でも2人乗りも良いとは言えないワケ

ロシアによるウクライナ侵略でも多用されているKa-52攻撃ヘリコプター。同機の原型は世界でも稀な1人乗りの攻撃ヘリコプターKa-50です。じつはロシア軍の要求でわざわざ2人乗りのKa-52が造られたとか。その意図は何だったのでしょうか。

単座と複座、どちらがコスパ良い?

 では、なぜカモフは単座機にこだわったのでしょうか。

 第一に乗員が少ないことによる軽量化が可能であり、そのぶん機体を安価にできるという考えがあったようです。

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ロシア製Mi-24「ハインド」攻撃ヘリコプター。同機も兵員室に複数人を収容できるが、コックピットは複座(関 賢太郎撮影)。

 また、第二に航空機搭乗員を半分にできることから軍の負担を大幅に減らせると考えていました。特にロシア海軍は艦上からKa-50を運用したいと考えており、艦の居住スペースを減らせるメリットを強調していたようです。

 それならば、もしKa-50が採用されていたならば、ウクライナにおける戦争において大きな違いがあったでしょうか。恐らくKa-52と同じように半数が撃墜されることは避けられなかったに違いありませんが、その一方で撃墜されても人的損失は、単純計算では半分で済むことから、ロシア軍にとってはより小さなダメージで済んだ、とも考えられるのではないでしょうか。

【了】

【全然違う!】1人乗りKa-50と2人乗りKa-52を見比べ 射撃シーンも(写真)

Writer:

1981年生まれ。航空軍事記者、写真家。航空専門誌などにて活躍中であると同時に世界の航空事情を取材し、自身のウェブサイト「MASDF」(http://www.masdf.com/)でその成果を発表している。著書に『JASDF F-2』など10冊以上。

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