日本唯一「砂浜が道路」の奇景!どっからどこまで道路なのwww ただ”走っちゃヤバイ場所”もある!?

公式で「動けなくなったら、JAFや近くの人に助けを」とアナウンス

 この「千里浜なぎさドライブウェイ」、元々は千里浜沿いで水揚げされた魚を運搬する漁師のトラックを走らせていた場所でした。

 1955年にそのトラックの様子を見た観光バスの運転手が「バスでも走れるんじゃないか」と試走。見事通ることができ、その後、一般の車両やバイクなども利用するようになり、名所として定着したと言われています。

 砂浜の上を走るということで、タイヤがすぐにスタックしそうなものですが、「千里浜なぎさドライブウェイ」の砂浜一粒が約0.2mmと、一般的な砂よりもきめ細かく、海水を含み固くなることから、クルマの重量でも沈むことがなく、舗装道のように走ることができます。そのため、特別な装備はいらずノーマルタイヤのクルマで問題ありません。

 ただし、完全にスタックがないかと言えば、そうではないようです。特に砂が完全に乾いて白くなっている場所、または波打ち際ギリギリを走るとタイヤがハマってしまうこともあるのだとか。羽咋市の公式サイトには「タイヤがハマって動けなくなったら、JAFや近くの人に助けを求めてください」とも書かれています。

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「進入規制」になる場合があることを知らせる表示。「路面軟弱時」という表現を初め目にした(2024年、松田義人撮影)。

「規制なし」の時期であれば24時間走行可能な「千里浜なぎさドライブウェイ」。海岸に近い砂浜を、潮風を浴びながら走る爽快感は一度体験するとヤミツキになります。

【了】

【え…!】これが「砂浜道路」の“走っちゃヤバイ箇所”です(写真)

Writer: 松田義人(ライター・編集者)

1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。

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