走るトイレ!走る救護室!走る投票所!? 1台のハイエースを5分で“模様替え” その秘密とは?

「危機管理産業展2024」にて、トヨタ・ハイエースを活用した防災車両が出展。キャンピングカーの知見を活かし、かなりマルチに使える車両を打ちだしています。

災害以外でも使える災害用車両

 2024年10月9日から11日まで東京ビックサイトで行われた「危機管理産業展2024」では、災害時に活用される様々な車両が展示されていましたが、そのなかで異彩を放っていたのが「備えない防災」をコンセプトに開発された「MARU MOBI(マルモビ)」です。

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正面はただのハイエースっぽく見える「MARU MOBI(マルモビ)」(乗りものニュース編集部撮影)。

 開発したのはキャンピングカーなどを手掛けるトイファクトリーで、トヨタ「ハイエース」をベースとしています。大きな特徴が、車内に設置したレールとアタッチメントを使い、着脱可能なシートやベッド、パーテーションなどを配置することで、災害時の簡易トイレルームや救護室、平時には移動オフィスやイベント用車両など、様々な用途に活用できる点です。

 機材の配置転換はかなり簡単だと担当者。「エアコン以外全て脱着可能です。大人2人で、5分もあれば車内のレイアウトの変更ができます」と話します。

 車内のバッテリーはリチウムと鉛が選択可能です。最近主流であるリチウムイオン電池にてエアコンをフルパワーで稼働させた場合、連続で7、8時間の運転が可能とのことです。なお、バッテリーは家庭の電源や、車体に設置されたソーラーパネルから充電が可能です。

【すげえ…!】トイレもエアコンもある「MARU MOBI(マルモビ)」の車内(写真)

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