タイに行ったら「トラックの荷台タクシー」にみんな乗っているのですが、どう乗るんでしょうか。危なくないんでしょうか。

降りるときは「ブザー」 運賃めちゃ安!

 なお始発地点ではソンテウが止まって待っているため、乗り込んで発車を待ちます。人が集まり次第出発となるため、タイミングによっては10分ほど待つこともあります。

 降りるときは車内にあるブザーで運転手に知らせ、クルマが止まってから下車し、助手席側の窓から運賃を渡します。

 運賃は市街中心部、ナックルア、ジョムティエンがそれぞれ「ゾーン」という考え方で、同じゾーン内ならどこで乗ってどこで降りても10バーツ(2024年10月現在のレートで約45円)です。ナックルアやジョムティエンからそのまま市街中心部に乗り入れるソンテウもありますが、その場合は「ゾーンまたぎ」となり、20バーツになります。

 10バーツの支払いで小銭がないときは、20バーツ紙幣を渡すと、10バーツのお釣りをもらえます。そして高額紙幣は歓迎されません。とくに500バーツ札、1000バーツ札しかないときは、コンビニなどで買い物して小銭を用意してから利用すべきでしょう。

 なおスクンビット通りには、パタヤと南北の都市を結ぶ長距離ソンテウも走っていますが、こちらは観光客が利用するケースはほとんどないので、詳細は割愛します。

貸切もできる!でも“ぼったくり”もいる!

 さて、このソンテウはチャーターすることも可能です。路線から離れたところにあるレストランやクラブ、テーマパークなどに行く場合は、ホテルやショッピングモールのそばで客待ちしているソンテウにたずねてみましょう(英語の「チャーター」と目的地名で通じます)。

 ただこの場合、料金は交渉制になります。現在はGrabやBoltといった、事前に料金がわかるライドシェアの利用が便利で、かつ安価な可能性もあります。

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車内が満員になっても、プラス2名は後部のデッキに立ち乗りすることができる。ただし安全面を考えるとおすすめはできない(植村祐介撮影)。

 一方、パタヤにはバンコクからの長距離バスが発着するバスターミナル内やバス停付近で、バスを降りホテルに向かう観光客を待ち構えているソンテウがいます。これらは基本的に割高で、とくにバス停付近で待機するソンテウは驚くほどの高値をふっかけるケースもあります。

 多くのホテルは決まった路線を走るソンテウを乗り継げば、ほぼ最寄り地点までアクセスできるので、バンコクからの長距離バスを利用する場合は十分な下調べをしておくといいでしょう。

【どうやって乗るの!?】ソンテウの“路線網”と乗り方(地図/写真)

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