まさに奇跡!? 西武線の「老雄」3形式が並ぶ! 秩父線が開業55周年 「この車両たち、どうなるの?」
西武秩父線「55年の進化」を実感
西武鉄道によると、E31形電気機関車(E851形を小型化した電気機関車)の運転台見学と、軌道自転車(レールスター)の乗車体験は応募開始日の初日で売り切れになるほどの人気だったそう。
また、会場は西武秩父線に隣接しており、現行の特急「ラビュー」やレストラン列車「52席の至福」が通過した際は、会場と車内の双方から手を振り合う様子が印象的でした。会場では開業当初の西武秩父線が再現される一方、すぐ横を最新の特急車両や観光列車が通過し、55年の進化を目の当たりにすることができました。
さらに、2つの会場を結ぶ秩父線では臨時列車も運転され、「西武秩父-横瀬」という1区間のみの珍列車も出現しました。
横瀬車両基地にはこのほか、2000系のトップナンバー編成の先頭車や10000系「ニューレッドアロー」なども保存されており、撮影に勤しむファンの姿が見られました。休憩車両として使用されたのは「銀河鉄道999」デザインの3000系電車。車内には提灯が取り付けられるなど、凝った演出で来場者を迎えました。
西武鉄道によると、横瀬に保存されている車両群の今後については未定とのこと。鉄道ファンなどからは、保存車両を展示するための鉄道博物館の建設を望む声もあがっていますが、当面はイベント時のみ公開するという形式が続きそうです。
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