35年越し!? 横浜の「新トンネル」いよいよ着工! 激混み「国道1号」から「環2」直結へ 住宅の真下をぶち抜く!
都市伝説じゃなかった!
激混み国道1号からエスケープ! 平戸桜木道路の延伸部
横浜市は2024年10月11日、都市計画道路「桜木東戸塚線(平戸地区)」の街路整備工事を本格的に着手するとし、11月22日に着工式を行うと発表しました。
横浜都心部の桜木町から、戸塚区内の国道1号までを東西に結ぶ「平戸桜木道路」の実質的な延伸です。平戸桜木道路の終点となっている国道1号「山谷」交差点の先に立ちはだかる山を2本のトンネルで貫き、環状2号線(環2)へつなげます。
そこから西はすでに開通しており、JR東戸塚駅付近の谷を高架橋でまたぎ、横浜新道の川上IC方面や、相鉄いずみ野線沿線へと通じています。
これにより、山谷交差点前後の国道1号で発生している慢性的な渋滞の緩和に期待がかかっています。山谷交差点の南で環2と接続する「平戸立体」交差点を右左折するクルマが多いことが渋滞の原因であるため、国道1号の渋滞ポイントと環2を直結する新ルートを形成することで交通の分散を図ります。
現状では、この渋滞を避けようと、国道1号と環2を行き来するために住宅街が抜け道になっています。このため、桜木東戸塚線は交通安全対策としても重視されています。
この路線の事業化は1989(平成元)年と古く、地元でも「あそこにトンネルができるらしい」と言われていたところ。用地確保をコツコツと進めてきたものの、35年ものあいだに山のルート上には住宅も建て込みました。このため、区分地上権を設定し、住宅の真下を通るトンネルになるということです。
事業期間は2027年度までとされていますが、資料には「延伸予定」と明記されています。トンネルの工事期間からして、開通は2030年代と見られます。
【了】
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