“缶詰め生活”の軍艦乗り、病気や虫歯はどうしてる? 独海軍の激レア艦が「海に浮かぶ病院」になるとき

軍艦の乗組員は、陸を離れると長い洋上生活を送ることになりますが、航行中の病気や虫歯はどうしているのでしょうか。実はドイツ海軍には「海に浮かぶ病院」の艦艇も存在。今回、7か月間にわたり航行を続ける補給艦の准士官に話を聞きました。

7か月間帰れない補給艦

 ドイツ海軍のフリゲート「バーデン=ヴュルテンベルク」と補給艦「フランクフルト・アム・マイン」が2024年8月、東京国際クルーズターミナル(東京都江東区)に艦隊を組んで寄港しました。ドイツ海軍が「今年最も重要な海洋防衛外交の取り組み」と目しているインド太平洋方面派遣「IPD24」の一環で来航した艦隊です。

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2024年8月20日、東京港に入っていくドイツ海軍の軍艦(画像:ドイツ海軍、(C)Bundeswehr/Julia Kelm)。

 IPD24の7か月間の任務中、ニューヨークやハワイ、東京などでたまに寄港することはあっても、基本的にはずっと航行を続けている両艦。

 ドイツ海軍では、すべての兵士に、航行に出る前に健康診断、歯科診断と予防接種を受ける義務があるそうですが、それでも、7か月間もの洋上生活では病気や虫歯になる船員もいると思われます。また、任務中にけがをする兵士もいます。戦時下になれば、生死に関わる状態の兵士も出てくることも想定されます。船内の医療システムは、どうなっているのでしょうか。フランクフルト・アム・マインの准士官・マティアスさんに聞きました。

 全長174.0m、全幅24.0m、満載排水量2万200トンという巨大さが話題となったドイツ海軍最大級の軍艦、フランクフルト・アム・マインですが、軍事物資や食料・飲料、燃料などを補給する以外にも、実は「人命救助」という重要な任務がありました。というのも、フランクフルト・アム・マインは「海に浮かぶ病院」と呼ばれているのです。

【洋上の病院】これがドイツ海軍補給艦の救命救急センターです(写真)

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