首都高「都心のバイパス」消滅→渋滞ヤバイ!? KK線ルート廃止で混雑懸念の“意外なポイント”とは? 10年前に逆戻りか
東京都心の首都高におけるバイパスルートを成す「KK線」の廃止と「八重洲線」の長期通行止めが発表。都心の首都高の渋滞は、10年前に逆戻りするほど激しくなるかもしれません。
首都高「八重洲線」&「KK線」ルートが消滅
首都高とネットワークを形成する銀座の「KK線」こと東京高速道路と、それに接続する首都高「八重洲線」が2025年4月にそれぞれ廃止、約10年間の長期通行止めとなります。
KK線・八重洲線ルートは制限速度40km/hながら、並行するC1都心環状線のバイパスとしても機能していたため、渋滞を懸念する声もあります。実際どのような影響があるでしょうか。
八重洲線は、今後建設する地下新線「新京橋連結路」と接続し、C1の環状機能を代替するルートの一部となることから、工事のため2035年度まで10年以上にわたって通行止めとなります。また、KK線は都心の歩行空間に生まれかわるべく廃止されます。
現在のKK線・八重洲ルートはC1の汐留JCTと、5号池袋線(竹橋JCT)方面を短絡したり、C1の銀座周辺区間を迂回したりします。交通量はそれほど多くなく、C1北部、江戸橋JCT付近の渋滞を避けるルートとしても機能していました。
首都高速道路によると、八重洲線の2023年度における1日平均交通量は約1.3万台。この1.3万台が直接的には、C1の銀座周辺(汐留JCTー江戸橋JCT)に転移すると考えられるそうです。
C1は、2015年のC2中央環状線開通によって交通量が分散し、あまり混まなくなっていました。首都高速道路によると、KK線ルート廃止の影響は銀座エリアだけでなく、むしろ、やや離れた箇所に現れる可能性があるといいます。
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