飲酒運転したら「ウクライナへ車を送る」驚愕の法律ができたワケ 軍用車に改造も!? 欧州の“飲酒大国”
クルマ没収するぞ!→没収車多すぎ…
減らない飲酒運転を抑制するため、ラトビアでは2022年11月に刑法が改正され、血中アルコール濃度が0.15%以上の運転手からクルマを押収するという法律になりました。この血中濃度はいわゆる酩酊状態と判断される濃度です。なお、同国では血中アルコール濃度が0.05%から飲酒運転扱いとなります。日本では0.03%からが酒気帯び運転扱いです。
当初はこれら押収したクルマをオークションにかけるなどしていましたが、押収したクルマで警察が確保した駐車場が満杯になり、保管場所に困るという事態が発生。それならば、ロシアとの戦闘で車両が不足しているウクライナに寄付してしまおうということになりました。この措置は2023年2月に導入されています。
既に何度か、ウクライナへの寄付が実行されており、2024年6月の報道では「毎週末、ラトビアからウクライナまで約30から40台の車を配達している」というボランティア団体の話もありました。
また、一部車両は救急車や前線で使用するために、若干の装甲を施してから送るときもあるようです。ちなみに、同法成立後送られた第一陣のクルマには、トヨタが欧州などで販売しているミニバン「ヴァーソ」の姿もありました。
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