加速する駅売店の大手コンビニ化 個性的な店舗も

日本一○○なファミリーマート

 近畿地方を中心に路線網を広げる近畿日本鉄道(近鉄)は、「ファミリーマート」と提携。駅ホームの売店も「ファミマ化」が進み、大阪市の鶴橋駅ホームには「日本で一番小さなファミリーマート店」が誕生しています。

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近鉄鶴橋駅奈良方面行きホームにある日本一小さな「ファミリーマート」。

 多くは街中にある大手コンビニのイメージから違和感を覚えるかもしれませんが、今後、こうした小さな店舗はどんどん当たり前の存在になっていくのでしょう。

 ただこうした駅売店・コンビニの大手コンビニ化について、鉄道会社と大多数の利用者にとってはメリットが大きいと思いますが、全国で共通化が進み、地域色ある店舗や商品がなかなか見られなくなるとしたら、旅好きの人は少し寂しいかもしれませんね。個人的にJR西日本「ハートイン」の「まかないサンド」が安価で美味しく好きなのですが、それが「セブンイレブン」化で無くなってしまわないよう願いたいところです。

 またJR東日本の駅ナカコンビニ「ニューデイズ」、JR東海の駅ナカコンビニ「ベルマート」については現在、大手コンビニとの提携予定はないとされています。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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