加速する駅売店の大手コンビニ化 個性的な店舗も

いま、駅売店の大手コンビニ化が加速しているのはなぜでしょうか。その結果、コンビニらしくない個性的な店舗も登場しています。

JR四国はセブンイレブンに

 2014年7月9日(水)、JR四国は駅にある売店「キヨスク」、コンビニ「ビッグキヨスク」を、この8月から順次「セブンイレブン」に転換すると発表しました。JR四国子会社の四国キヨスクが、セブンイレブン・ジャパンとフランチャイズ契約を結ぶ形です。

 鉄道業界では近年、駅内にある売店・コンビニの大手コンビニ化が進んでいます。「セブンイレブン」はすでにJR北海道やJR西日本、京急などと提携しているほか、「ファミリーマート」はJR九州、西武、東武などの駅内に進出。「ローソン」も東急や東京メトロ、西鉄の駅内に出店しました。

 こうした流れの理由として、鉄道業界とコンビニ業界の思惑が一致していることが挙げられます。

 鉄道会社は「キヨスク」に代表される駅の小規模売店や、JR東日本の「ニューデーズ」、JR西日本の「ハートイン」といった「駅ナカコンビニ」を独自に展開している場合が多く見られますが、商品力やATMなどのサービスについては大手コンビニと比べると、規模的にどうしても弱い部分があります。

 対しコンビニ業界はすでに街中の店舗数が飽和状態となり、新しい場所への展開が必要でした。そこでサービスを向上させたい鉄道会社と、新たな場所に進出したい大手コンビニの思惑が一致。駅内にある売店・コンビニの大手コンビニ化が進んでいるというわけです。

 さてこうした「駅ナカコンビニ」が増えたことにより、面白い店舗も生まれています。

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