オスプレイ配備検討 佐賀空港はどんな場所?

陸自が導入予定の新型輸送機「オスプレイ」について、佐賀空港への配備が検討されています。注目の機体が配備される佐賀空港とは、いったいどんな場所なのでしょうか。

半径2kmに民家無し

 陸上自衛隊は2015年度から輸送機「MV-22 オスプレイ」を導入し、佐賀空港へ配備することを検討しています。この佐賀空港、九州の空の玄関である福岡空港からそう離れておらず、便数も多くないため影が薄いかもしれません。いったいどんな空港なのでしょうか。

 佐賀空港は1998年7月28日に開港し、愛称は「有明佐賀空港」。その名の通り、佐賀市南部に広がる有明海の干拓地に建設されました。

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中央下部の左右に延びるのが佐賀空港で、2000mの滑走路を持つ。南側は有明海。(写真出典:国土交通省国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス)

 航空写真を見ると、周囲一帯が有明海と干拓地の田園地帯。空港の半径2km以内に民家が無いから騒音問題は大丈夫、と夜間貨物便を誘致したことがあるほか、県知事が2011年、「夜間貨物便は空港のポテンシャルを生かせる貴重なアイテム」と述べるような環境です。騒音や、不測の事態が発生した際の周囲への影響という観点からいえば、佐賀空港は空港として恵まれた環境といえるかもしれません。

 就航している定期便は2014年7月現在、以下の通りです。自衛隊、米軍の利用はありません。

《国内線》

佐賀~羽田(全日空) 1日5往復

佐賀~羽田(全日空貨物便) 火~土曜日に1往復

《国際線》

佐賀~上海(春秋航空) 月・水・土曜日に1往復

佐賀~ソウル(ティーウェイ航空) 水・金・日曜日に1往復、

 少ない日で1日6往復、多い日で8往復の就航です。2014年8月1日からはこれに加え、中国系LCC(格安航空会社)の春秋航空日本が成田~佐賀便を1日2往復運航する予定になっていますが、空港の混雑度という意味では充分に余裕があります。

 ただそのせいか、佐賀空港は慢性的な赤字です。

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