ウシと列車が衝突 天然記念物との事故も
列車が衝突する動物はシカやイノシシが多く見られますが、しばしばウシやクマ、また国の天然記念物と衝突することもあります。
野生動物との衝突は珍しくないが
2014年7月26日(土)夜、北海道西部にある八雲町のJR函館本線で貨物列車がウシと衝突。運転士に怪我はなく、約1時間半後に運転を再開しましたが、ウシは死んでいました。
列車と動物が衝突することは、都市部や平野部を除けば珍しいことではありません。JR九州のデータによると、2013年には同社管内で列車と野生動物との衝突事故が456件発生。同年に運行を開始したばかりの豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」との衝突も、運転開始からわずか半年で10件を数えています。
ただよくあるのは、野生で多数暮らしているシカやイノシシとの衝突です。「野生のウシ」は日本にはほぼいないため、今回の函館本線の事故は少ないケースと言えます。牧場の多い北海道らしいといえば、らしいかもしれません。
ちなみに数少ない列車とウシとの衝突ですが、今年4月には栃木県でも発生しています。東武日光線の列車が栃木市内でウシ3頭と衝突。北海道から買われてきた生後10ヶ月の子牛が、沿線の牛舎から逃げ出したためでした。
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