VIP乗車の初列車故障 日本の新幹線は“持っていた”?

開業初日にドラマのような場面も

 とはいえやはり、開業当初の1ヶ月でパンタグラフ関係の問題が7件、ドア関係の問題が5件発生するなど、トラブルは決して少なくありませんでした。

 しかし「新幹線」はそうした問題をひとつずつ解決し、以後およそ50年間、車内の乗客にひとりの死者を出すことなく、安全で快適な高速鉄道として日本を代表するひとつになったことはご存じの通りです。

 ちなみに1964年10月1日の東海道新幹線開業初日、「ひかり」の乗客に急病人が発生。ドラマのような「お医者様はいらっしゃいませんか」という車内放送が流れ、3人の医師が集結。急性盲腸炎であることが判明し、静岡駅に緊急停車したというハプニングがありました。このことを当時のメディアは「世界一の新幹線にふさわしいスピーディーな救助作戦だった」と伝えています。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

1件のコメント

  1. 「車内の乗客に一人の死者もなく」というのは、乗客による事件があった以上あまりよくない記述じゃないですかね。
    「運行上の問題に起因する死者0」ならば、ドア〆時に離れなくてドアに挟まれたまま列車が発車して引きずられた事件も、飛び込みも、乗客が起こした事件も該当せず、その当たりに触れない、つまり変に問題をほじくらない言い方になったと思いますが。