羽田アクセスで親会社と子会社が対決? それぞれの利点とは

JR東日本が「羽田空港アクセス線」の構想を発表したのと同じ日、場所で東京モノレールも延伸し、東京~羽田空港間を連絡する構想を発表。両社は親会社、子会社の関係です。それぞれの計画の利点はなんでしょうか。

新橋と羽田を結ぶ予定だった東京モノレール

 2014年8月19日(火)、浜松町と羽田空港を結ぶ東京モノレールは、浜松町駅から東京駅まで路線を約3km延伸する構想について、国土交通省の交通政策審議会で説明しました。

 線路は京浜東北線の西側に建設。東京駅のモノレールホームは、東海道線ホームの上に設置する計画です。途中駅はありません。これにより東京駅と羽田空港の第1ビル、第2ビル、国際線ビルの各駅がおよそ20分前後で結ばれるとしています。

オレンジ線が東京モノレールで、赤色の点線がその延伸計画区間。緑色はJRの貨物線。緑色の点線は羽田空港アクセス線でJR東日本が新規建設を計画している区間。

 実は東京モノレール、元々は浜松町駅ではなく新橋と羽田を結ぶ計画でした。

 東京オリンピックを5年後に控えた1959(昭和34)年、オリンピックで東京へやってくる人々の輸送を目的に、大和観光株式会社が設立されます。日立製作所や名古屋鉄道が出資して設立されたこの会社が東京モノレールの始まりで、1960(昭和35)年に日本高架電鉄に社名を変更。モノレールの建設を国に申請し、1961(昭和36)年に新橋~羽田間の路線免許が認可されます。

 しかし新橋駅付近での用地買収が困難だったため、区間を浜松町~羽田間に変更。1964(昭和39)年9月17日に開業しました。また同年5月、社名を東京モノレール株式会社に変更しています。

 今回説明された東京モノレール延伸構想はそうした過去を想起させるものですが、はたしてスムーズにいくのか、疑問の声も上がっています。

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