羽田アクセスで親会社と子会社が対決? それぞれの利点とは

JR東日本が「羽田空港アクセス線」の構想を発表したのと同じ日、場所で東京モノレールも延伸し、東京~羽田空港間を連絡する構想を発表。両社は親会社、子会社の関係です。それぞれの計画の利点はなんでしょうか。

JR東日本と東京モノレール、それぞれの利点は?

 そのもっとも大きな理由は2014年8月19日、東京モノレールの東京駅延伸構想が説明されたのと同じ国土交通省の交通政策審議会で、JR東日本が発表した羽田空港アクセス線構想です。

 JR東日本の羽田空港アクセス線構想では、東京駅と羽田空港の国内線ターミナルを18分で連絡。将来的に線路を国際線ターミナルへ延ばす計画もあります。

 所要時間を考えれば東京モノレールとほぼ同様ですが、JR東日本の計画には大きなメリットがあります。東京駅から上野、大宮駅方面、りんかい線経由で渋谷、新宿駅方面、そして新木場駅方面にも羽田空港への直通列車を走らせられること、モノレールより輸送力が大きいことです。

 ただ費用については、東京モノレールの東京駅延伸は1,095億円と試算されていますが、JR東日本の羽田空港アクセス線は3,200億円で、国際線ターミナルまで延伸する場合は約800億円の追加とされています。

 開業時期について、JR東日本は2020年の東京オリンピック前に暫定開業する可能性を言及しています。しかし東京モノレールの計画については工期が10年ということ以外、特に明言されていません。

 ちなみに、東京モノレールの親会社はJR東日本です。東京モノレール株式会社は東京オリンピック後、乗客数が伸び悩み経営状態が悪化。1967(昭和42)年に日立グループ入りし、日立運輸東京モノレール株式会社として再出発します。

 その後、1981(昭和56)年に日立運輸東京モノレール株式会社から分離され、東京モノレール株式会社として独立。引き続き日立グループでしたが、2002(平成14)年にJR東日本が株式の大部分を取得。以降、東京モノレールはJR東日本の子会社として現在へ至ります。

【了】

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

2件のコメント

  1. とことん京急に喧嘩売ってますね。

  2. 新幹線を羽田空港まで延伸するのが一番良いと思う。

    リニア開業したら線路容量にも余裕出来るだろうし。

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