「カムイ」「ヌプリ」 アイヌ語由来の列車たち
北海道にはアイヌ語が由来の列車が複数走り、旅情と歴史を伝えています。
看板特急はアイヌ語
JR北海道には名前がアイヌ語に由来する列車が複数走っており、看板特急のひとつもアイヌ語が由来です。札幌と旭川という北海道の二大都市を連絡する特急「スーパーカムイ」。「カムイ」は簡単に言うと、アイヌ語で「神」を意味する単語です。
また夏季限定で、臨時特急列車「ヌプリ」「ワッカ」が走ります。共に札幌~函館間を小樽、倶知安、ニセコ経由で運転される列車で、函館行きが「ヌプリ」、札幌行きが「ワッカ」です。
「ヌプリ」はアイヌ語で「山」を意味します。車窓に「蝦夷富士」羊蹄山、「渡島富士」駒ヶ岳といった北海道の代表的な山が見られることから、名づけられました。
「ワッカ」はアイヌ語で「水」を意味します。羊蹄山麓のわき水や神仙沼といった美しい水資源に恵まれたニセコを走り、車窓から尻別川の清流を楽しめることから名づけられました。
こうしたアイヌ語由来の列車名は北海道らしさがあると、旅行者にも人気があります。
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