梅小路の「デゴイチ」が本線復活 京都が「日本のSL動態保存の拠点」に
JR西日本はD51形蒸気機関車「デゴイチ」の本線運転復活を発表。また京都市の梅小路運転区にSL専用の検査設備を新設し、そこを「日本のSL動態保存の拠点」とする構想を明らかにしました。
「SLスチーム号」の機関車が滋賀や山口へ
2014年10月17日(金)、JR西日本は「デゴイチ」の愛称で知られるD51形蒸気機関車の本線運転復活を発表しました。
JR西日本では、京都市の梅小路蒸気機関車館でD51形200号機を走行可能な状態で保存しており(動態保存)、同館内で「SLスチーム号」として展示運転を行っています。しかしこのD51-200は営業路線を走るのに必要な検査を受けていないなどの理由から、普通の列車のように駅と駅のあいだを走ることはできませんでした。
今回JR西日本が発表したのは、これを解決するためD51-200に大規模修繕、改造を施し、本線運転を可能にする――簡単にいえば普通の列車として走れるようにする、というものです。
このD51-200は、「SLやまぐち号」(新山口~津和野)と「SL北びわこ号」(米原~木ノ本)で現在使われているC56形蒸気機関車160号機を置き換える形で、2017年度以降に登場する予定です。
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