函館へは「北海道&函館っぽい」車両で 北海道新幹線アクセス列車

北海道新幹線の開業に伴い、それへアクセスするための列車が函館周辺で運転されますが、JR北海道が発表したその車両デザインは、なんとも「らしい」ものになっていました。またこのアクセス列車について、愛称名の公募も実施されます。

「函館」「北海道」といえばどんな色?

 2015年度末に、北海道新幹線の新青森~新函館北斗間が開業する予定です。

 函館周辺に北海道新幹線の駅を設置するにあたり、地形などの問題から函館市の中心市街地付近だと、所要時間のロスや運行の手間が大きくなってしまいます。そこで函館駅から在来線で17.9km離れた渡島大野駅へ新幹線を通し、この渡島大野駅を新函館北斗駅に生まれ変わらせる計画です。

 そのためJR北海道は新幹線の開業に伴い、中心市街地の函館駅と新函館北斗駅を結ぶアクセス列車を運転します。

 このアクセス列車に使われる車両、「北海道&函館」っぽいのが特徴です。

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「北海道」と「函館」がイメージされた新幹線アクセス列車「733系1000代」の内装デザイン(資料:JR北海道)。

 まず、車内のドア部分がレンガ色になっています。観光に詳しい方には説明するまでもないでしょう。函館の名所である「レンガ倉庫」「修道院」がイメージされています。

 次に、ドア付近にある仕切り板が木目調になっています。内装が木目調の車両は珍しくありませんが、座席の色とセットで考えると「北海道」らしくなってくるのです。座席の色は、広大な草原風景をイメージしたグリーン系。「草原と木」は北海道の代表的風景のひとつでしょう。

 アクセス列車のこうした内装について、JR北海道は「『北海道の豊かな自然』と『函館の異国情緒』をイメージ」したといいます。

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