貸切可能な「鉄道博物館」 その料金は個人でも払えそう?

何十両もの実物車両や巨大なジオラマ、運転シミュレータなどがある鉄道博物館。夜間限定ではありますが貸切ができ、その料金は個人でも不可能ではない額、かもしれません。

プランは4種類でケータリングもOK!

 蒸気機関車から新幹線まで、何十両もの車両が収蔵されている埼玉県さいたま市の「鉄道博物館」。実は「夜間貸切」が可能です。

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2007年にオープンした鉄道博物館。「ヒストリーゾーン」には36両の実物車両が展示されている(2009年3月、恵 知仁撮影)。

 そのプランは4種類あり、歴代の様々な車両、資料が展示されている「ヒストリーゾーン」の1階と2階を貸切にするのが「基本プラン」です。これに国内最大級の鉄道ジオラマ貸切を加えた「『ジオラマ』プラン」、D51形蒸気機関車や新幹線など5種類の運転シミュレータ貸切を加えた「『シミュレータ』プラン」、ジオラマもシミュレータも貸切にする「『ジオラマ』と『シミュレータ』プラン」があります。

 さて気になるその料金ですけれども、税別2時間で以下のようになっています。

「基本プラン」40万円
「『ジオラマ』プラン」42万円
「『シミュレータ』プラン」43万円
「『ジオラマ』と『シミュレータ』プラン」45万円

 飲食のケータリングをしたい場合は、その会社を紹介するとのこと。アイディアと「鉄道愛」次第で大人数から少人数、はたまた個人でも楽しむことができるかもしれません。

 夜間貸切をするにあたって、その詳細は事前の打ち合わせで決定します。上記の各プラン以外についても相談が可能です。また内容などによっては、貸切利用ができない場合もあるといいます。

 ちなみに通常の入場料金は、一般の個人が1000円で団体が800円、小中校生の個人が500円で団体が400円、幼児(3歳以上の未就学児)の個人が200円で団体が100円です(すべて税込)。

 また「Teppa倶楽部」に入会すると1年間入館が無料になり、メールマガジンや雑誌の割引があるほか、会員限定イベントも行われます。年会費は税込で一般3000円、小中校生1500円、幼児(3歳以上の未就学児)600円なので、鉄道ファンや鉄道好きのお子さんがいらっしゃる方には、なかなかおトクかもしれません。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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