JRが撮り鉄のCMを制作 戸惑う撮り鉄

CMのオチは「撮り鉄」のタブー

 ちなみにこのCMの最後では、木村さんの写真に前で写真を撮っていた人の頭が入ってしまった、というオチがついていますが、あくまで「作り話のオチ」であり、実際には決してやってはいけません。

 撮り鉄は狭い場所に大勢集まった場合、前で撮る人はしゃがんで後ろにいる人も撮影できるようにするといった気遣いをします。

前にいる人「この場所で撮っても大丈夫ですか?(あなたの写真に写り込みませんか?)」
後にいる人「すみません、入ってしまうのでもう少しだけしゃがむか、右にずれて貰えますか?」

 こうした撮り鉄同士のやりとりは、撮影地では大変よくあることです。一部にマナーの悪い撮り鉄がいるのも確かですが、多くの撮り鉄は「自分が撮れればOK」ではなく、他人のことを考えて行動しています。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

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1件のコメント

  1. 鉄道業界・愛好者共にマナー啓発を行なえればいいですね。

    車などで写真撮影地まで行って撮影した後、その地の列車に乗るのもいいですね。本当に鉄道が好きなら。