寝台特急「カシオペア」運転再開へ 「ブルトレブーム」の顔との共演も実現
「カシオペア」への乗車が難しいもうひとつの理由
近年、めっきり数を減らしている寝台列車。「カシオペア」と同じく上野~札幌間を結ぶ寝台特急「北斗星」も、2015年春に廃止(臨時列車化)される予定と報道されています。また「カシオペア」についても、2016年春に北海道新幹線が開業すると現状の車両では青函トンネルが通れなくなることから、その将来が注目されています。乗車しておくなら今のうちかもしれません。
しかし、ただでさえ人気の高い「カシオペア」、2014年12月11日の午前9時現在、JR東日本「えきねっと」によると、向こう1ヶ月間の「カシオペア」は空席ゼロ。乗車にあたり、越えねばならないハードルは高そうです。
ちなみに「カシオペア」への乗車にはもうひとつ、ひとり旅派の鉄道ファンにとって高いハードルがあります。「カシオペア」には、2人以上で利用する個室しかないためです。2人分のお金を払って1人で乗るか、同行者を見つけるか……。
かつては「カシオペアひとり利用券」というひとりでも乗りやすいきっぷが発売されていたのですが、それがなくなった現在、「カシオペア」はひとり旅派を悩ませる列車になっています。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
コメント