初代新幹線0系が去った12月14日 「敬礼」で見送られた花道

最後の0系に向け行われた鉄道員の「敬礼」

 初代新幹線車両の0系は1999(平成11)年9月18日、東海道新幹線(東京~新大阪間)での営業運転を終了。その後は山陽新幹線(新大阪~博多)で引き続き運行されましたが、ついにその日が訪れます。

 1964年の登場から44年が過ぎた2008(平成20)年12月14日の14時56分、大勢の鉄道ファンらがつめかけた新大阪駅のホームから、臨時列車の「ひかり」347号が博多駅へ向けて発車しました。この列車が0系による最後の営業運転です。号数の「347」には、山陽新幹線を運行するJR西日本によって「サヨナラ」の意味が込められました。

 筆者は幸いにも、この「最後の0系」に乗車することができました。車内では記念乗車証が配布されたほか、1970年代に山陽新幹線が開業した当時の制服を着用した女性の車内販売員さんによって、記念弁当やグッズの販売も実施されています。

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広島駅で行われた0系引退式の様子。その隣を新幹線初の300km/h運転を実現した500系が追い越していく(2008年12月14日、恵 知仁撮影)。

 最後の0系が博多駅へ走る途中、広島駅では500系「のぞみ」29号に追い抜かれる時間を使用し0系の「引退式」が実施されました。その終了後、列車が広島駅を発車した際に「ひかり」347号車内から見た光景は忘れられません。

 駅員、車両整備員など様々な鉄道員の制服を着たJR西日本関係者がホームへズラリと並び、博多駅への最後の旅路に動き出した「ひかり」347号へ対し、直立不動で敬礼。0系の花道を見送っていました。

 そして終点、博多駅到着を前に0系最後の車内放送が入ります。その内容は「まもなく博多駅へ到着します、お忘れ物のないように」といった、普段と変わりのないものでした。

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