新幹線「こまち」で新米「あきたこまち」プレゼント 乗車人員3900万人達成記念

最短の「スーパーこまち」、不死鳥の「とき」

 秋田新幹線は1997年3月22日、「こまち」用として登場したE3系車両を使って1日14往復で開業しました。それから16年を経た2013年3月16日、E3系の後継車両であるE6系が登場。このE6系を使う列車は新たに「スーパーこまち」を名乗り、東京~秋田間を走り始めます。

 そして今年2014年の3月15日、秋田新幹線の車両はすべてこのE6系へ世代交代が完了。これに伴い列車名もすべて「こまち」に統一され、現在は1日16往復の「こまち」がE6系で運転されています。

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わずか1年足らずしか見られなかった「スーパーこまち」(2014年1月、恵 知仁撮影)。

 E6系登場と同時に誕生した「スーパーこまち」という列車名は、わずか1年足らずで消えてしまいました。新幹線の列車名で最短です。

 ちなみに新幹線で使われていたものの、現在は見られない列車名には東北新幹線の各駅停車形列車「あおば」、上越新幹線の速達形列車「あさひ」が挙げられます。「あおば」は運行体系の再編で1997年に、「あさひ」は長野新幹線「あさま」と紛らわしいことなどから2002年に、その名前が消えています。

 また上越新幹線「とき」も1997年に廃止されました。しかし2002年、「あさひ」に代わる上越新幹線の列車として不死鳥のように復活しています。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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