再生中のJR北海道 路線廃止続く可能性
例に挙げられる廃止された江差線
この委員の発言について言い換えれば、JR北海道はその再建にあたって採算性の厳しい路線が多く存在している現状について考えねばいけない、という意味に取ることができるでしょう。
JR北海道はこの委員の質問に対し、国鉄時代では廃止対象になった輸送密度2000人/日未満の線区が同社の6割を占めていると説明。そして2014年5月12日に江差線の木古内~江差間についてバス転換したことを例に挙げたのち、「今後も地元に対してそれぞれの線区の状況を説明し、地域のご意見をいただき、理解を得ながら対応していく予定」としました。
どの路線にどのような対応をしていくのか明言はされていませんが、JR北海道の6割をも占める往時なら廃止されてもおかしくない路線について、江差線を例に出し、現状のままでもないことがうかがえます。
JR北海道は2014年12月現在、2457.7kmの路線網を持っています。しかしそのうちの6割が輸送密度2000人/日とのこと。そこでJR北海道が発表した2013年度のデータに基づき、国鉄時代なら廃止対象になる区間を地図から削除してみました。
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