高知県産「ひのきのきっぷ」発売 四国初のブルネル賞受賞記念 土佐くろしお鉄道

土佐くろしお鉄道が高知県産ヒノキを使ったきっぷを販売します。国際的な鉄道デザインコンペ「ブルネル賞」で優秀賞に輝いたことを記念したもので、お買い得なのもポイント。また「ブルネル賞」とはどんな賞なのでしょうか。あの有名列車も受賞しています。

あの豪華クルーズトレインも受賞した「ブルネル賞」

「ブルネル賞(Brunel Award)」は、鉄道では世界で唯一になる国際デザインコンペティションで、1985(昭和60)年の設立。デザインが優れた世界中の駅舎や車両、またサービスや環境への対応について評価・表彰を行うもので、各部門ごとに「優秀賞」と「奨励賞」が選ばれるほか、全部門から選ぶ「審査員賞」も設けられています。

 賞の名前である「ブルネル」は、19世紀の土木技術者Isambard Kingdom Brunel氏(英)にちなむもの。3~4年ごとに世界の国有鉄道(もしくはそれに準じる鉄道企業)がホスト国を持ち回り、土佐くろしお鉄道が受賞した第12回(2014年)はオランダ鉄道によって主催されました。

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人が集う場所として好評を得ている土佐くろしお鉄道中村駅(画像提供:土佐くろしお鉄道)。

 応募資格があるのは世界各国の路面電車を除く鉄道企業で、土佐くろしお鉄道は今回が初めての応募。そして「土佐くろしお鉄道中村駅リノベーション」が高知県はもとより四国で初めて、ブルネル賞の優秀賞に輝きました。

 これまでブルネル賞の優秀賞を受賞した車両、駅としては東北新幹線「はやぶさ」などのE5系(JR東日本、2011年)、豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」(JR九州、2014年)、東京ステーションシティ(JR東日本、2014年)、また海外ではフランス国鉄ストラスブール駅舎、英仏高速鉄道ロンドン・セントパンクラス国際駅などがあります。

 土佐くろしお鉄道中村駅のリノベーションは、2010年3月に完成。国鉄時代の1970(昭和45)年に建設された駅舎の壁や天井などの構造はそのままに、地域の宝である四万十ヒノキをふんだんに使って改装工事を実施したものです。土佐くろしお鉄道によると完成以来、待合室が自主勉強のスペースに活用される、駅そのものがイベント広場として活用されるなど大変好評を得ているといいます。

【了】

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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