今度はカレーうどんにポテト 阪急そば「求む若者」

明確な目的があるポテトのトッピング

 2月に登場した「ポテそば・うどん」も、すでにかなり個性的です。なぜそこに、さらにカレーを合わせることになったのでしょうか。

「『ポテそば・うどん』は十三駅構内の店舗のみでの販売で、お客さまからはそれ以外の場所でも食べたいというご意見をいただいておりました。そこで販売店舗を拡大するにあたり、さらに進化させた商品を提供してはどうかという声が社内から出て、今回の『ポテカレーそば・うどん』になりました」(阪急阪神レストランズ営業企画部、下井さん)

 色々と試作した結果、やはり合う合わないがあったとのこと。そのなかで「カレーそば・うどん」はフライドポテトと相性が良く、今回の商品化に至った形です。また実は、お客さんから「『カレーそば・うどん』と合わせたらどうか?」という声も寄せられていたといいます。

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ポテトはそば・うどんと別盛りで提供されるため、別々に、また一緒になど、好みに応じて味わえる(画像提供:阪急阪神レストランズ)。

 さて、なぜそもそも阪急そばは、このようなユニークなメニューを登場させるのでしょうか。そこには、この業界の抱える懸念がありました。

「阪急そばは、中高年層のお客さまから多くのご支持をいただいておりますが、若いお客さまの割合はあまり多くありませんでした。そこで、この層のお客さまを掘り起こしたいと思い、では若い方、お子さまにはどんなメニューが喜んでいただけるのかと考えた結果、フライドポテトになりました」(阪急阪神レストランズ営業企画部、下井さん)

 またフライドポテトをそば・うどんにトッピングした理由には、社会問題も影響しているそうです。

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