今度はカレーうどんにポテト 阪急そば「求む若者」
アメリカの影響で誕生した「ポテそば」
2014年末から2015年初頭にかけ、アメリカの労使交渉による影響から原材料の調達が難しくなり、マクドナルドなどのファストフード店でフライドポテトの販売が一時中止される事態になりました。阪急阪神レストランズの下井さんは、このことが社会的な関心を呼んでいたため、フライドポテトを意図的に選んだ部分もあると話します。
つまり若者の注目を集めるため、若者の利用が多いファストフード店で話題になっていたものをトッピングしたわけです。若者に食べてもらいたくて、そば・うどんにフライドポテトをトッピング。一見すると不思議な組み合わせですが、ある意味、理にかなっているといえそうです。
ちなみに、関東の立ち食いそばチェーンが「ポテそば」を登場させたことについても、その本家「阪急そば」を運営する阪急阪神レストランズに尋ねてみました。
「もっと『ポテそば』が広まるかと思っていたのですけどね(笑) なかなかそうならなかったところ、ひとつやっていただいて良かったです。弊社はさらにカレーを入れて、やってみます」(阪急阪神レストランズ営業企画部、下井さん)
今後また阪急そばから、新しいメニューが広がっていくかもしれません。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
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