「日韓共同きっぷ」廃止、新商品展開へ JR西日本

日本と韓国の鉄道、船舶がセットになった「日韓共同きっぷ」と「韓日共同乗車券」が廃止され、鉄道フリーパスがセットになった新商品が登場することになりました。

「コリアレールパス」がセットになった往復タイプに

 JR西日本と韓国鉄道公社は2015年4月3日(金)、日韓の相互交流促進を図るため、両国の鉄道路線と両国を挟む船舶をセットにした新商品を4月以降、準備ができ次第発売することに合意したと発表しました。

 日本発の新商品は出発地から韓国・釜山まで往復のJR券と船舶、韓国鉄道が有効期間内乗り放題になる外国人向け商品「コリアレールパス」のセット。韓国発の商品は出発地から日本まで往復のKTX(韓国高速鉄道)と船舶、JR西日本エリアが有効期間内乗り放題になる訪日外国人向け商品「JR-WEST RAIL PASS」のセットになっています。具体的な内容については決定次第、発表される予定です。

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大阪市内発「日韓共同きっぷ」では「のぞみ」「みずほ」以外の山陽新幹線普通車指定席が利用可能(2012年7月、恵 知仁撮影)。

 またこの新商品発売に伴い、現在JRグループと韓国鉄道公社で発売している「日韓共同きっぷ」と「韓日共同乗車券」は、2015年6月30日で発売を終了するとのこと。「日韓共同きっぷ」は現在、大阪市内から韓国・ソウルまでの片道で、下関~釜山間フェリー利用の場合は20130円、博多~釜山間ジェットフォイル利用の場合、24840円で発売されています。

 「日韓共同きっぷ」と「韓日共同乗車券」はソウルオリンピックが開催された1988(昭和63)年に発売され、韓国の聯合ニュースは2010年11月、2009年における韓国側利用者2104人に対し、日本側利用者は1572人と少なく、不均衡が年々拡大していると伝えていました。

【了】

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1件のコメント

  1. やめたほうがいい。
    するなら台湾とやろう。