自動運転車で日本は世界に勝てるのか? 鍵は「歩行者」

開発が進む自動運転車。しかし「歩行者」という大きな課題があります。メルセデス・ベンツは路面にレーザーで横断歩道を描き安全を確保する技術を提案していますが、日本はどうするのでしょうか。またこの技術開発は交通死亡事故の低減にも繋がるため、大きな期待も寄せられています。

横断歩道を作るクルマ

 クルマの自動運転実現にあたって、避けては通れない問題があります。歩行者への対応です。

 メルセデス・ベンツは「F015」というコンセプトカーで、クルマが歩行者と対話できるシステムを提案しました。「シェアードスペース」というアイデアです。これは日本語では「わかちあい」と呼んだほうが理解しやすいかもしれません。具体的には生活道路に自動運転車が入ってきたとき、クルマと歩行者の関係に秩序を与えるものです。たとえばクルマに歩行者が近づくと、歩行者が渡るべきスペースをレーザーライトで路面に映し出します。それによってクルマが走ろうとしている導線と、歩行者が道路を渡る横断歩道を示し、安全を確保するのです。

横断歩道をレーザーライトで路面に映すメルセデス・ベンツ「F015」のイメージ(画像提供:ダイムラーAG)。

 いま、自動運転への取り組みは日増しに活発化しています。先述のように、メルセデス・ベンツが2025年ごろに実用化するだろう半自動運転を想定した、高級車のあるべき姿。ハンドルもアクセルも操作しないクルマにどのような高級な価値を提供できるのか、実用化に向けたチャレンジが始まっているのです。

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