羽田~山形線の利用者が2.6倍に 必要と評価された新幹線との競争

新幹線と共存させる意味

 羽田~山形線は山形新幹線が開業した1992(平成4)年、利用者の減少から1往復減便され1日4往復になりました。しかし利用者の減少は止まらず、1999(平成11)年6月からは1日1往復に。その後、一時は1便も羽田線が運行されない期間も発生しました。現在、羽田~山形間の所要時間は1時間程度で、山形新幹線は東京~山形間を2時間半から3時間程度で結んでいます。

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東京~山形・新庄間を結ぶ山形新幹線「つばさ」(2011年11月、恵 知仁撮影)。

 また「羽田空港発着枠政策コンテスト」で山形線が選ばれた際、「新幹線や高速道路で代替は可能だが、航空路線が維持されることで競争が残りサービスの質が担保される」「2往復化で日帰り往復が可能になる」ことなどが評価されています。

 ただ同時に「日帰り往復が増えると地域への経済効果にマイナスになる可能性」「東北地方の玄関口にするという着眼点は評価できるが、では東北地方全体をどう底上げするのか」といった課題の指摘もありました。

 JALグループと山形県は「今後も羽田~山形線の活性化を継続的に取り組んでまいります」とコメントしています。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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