「特別なトワイライトエクスプレス」登場 豪華列車がより豪華に

大阪と札幌を結んでいた寝台特急「トワイライトエクスプレス」は今年3月で運行を終了しましたが、5月16日から“特別なトワイライトエクスプレス”として再び活躍を始めます。はたしてどんなところが“特別”なのでしょうか。その車両、料理が公開されました。

“特別なトワイライト”、お値段も“特別”?

 従来の「トワイライト」とは異なる場所を走るのも“特別”なところです。JR西日本エリア内で、ふたつのコースが計画されています。

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下関を行き先に掲げる“特別なトワイライト”(2015年5月13日、恵 知仁撮影)。

 ひとつは「山陽コース」で、下り列車は大阪駅を発車したのち、琵琶湖を一周して山陽本線経由で終点の下関駅へ向かいます。上り列車は下関駅から山陽本線経由で東へ向かい、琵琶湖を一周したのち京都駅が終点です。

 このコースの主な見どころは湖西線からの琵琶湖やJR神戸線からの明石海峡、山陽本線からの瀬戸内海などで、5月と6月に運行される“特別なトワイライト”はこの経路で走ります。ちなみに機関車は下関行き列車の場合、大阪~敦賀~京都間は従来の「トワイライト」と同じ緑色のEF81形、京都~下関間はかつてブルートレインをよくけん引していた青いEF65形がけん引するそうです。

 もうひとつのコースは、7月以降に実施される「山陰コース」です。大阪駅と米子駅(鳥取県)のあいだは山陽本線・伯備線経由で、米子駅と下関駅のあいだは山陰本線経由で運転される予定ですが、詳しい時刻やコースは未定。山陰本線の米子駅から西側は日本海が車窓へ頻繁に登場するため、大きな見どころになるでしょう。

 この“特別なトワイライト”に乗車したい場合、旅行会社専用の団体臨時列車として運行されるため、駅の「みどりの窓口」ではなく、旅行会社(2015年春季は日本旅行、JTB、クラブツーリズム、阪急交通社)へ申し込む必要があります。ちなみに5月16日(土)、最初に出発する“特別なトワイライト”を使った日本旅行(おとなび)のツアーは、大阪駅から下関駅までの「トワイライト」乗車、長門湯本温泉での宿泊(2名1室)、山口県内の観光、昼食、新山口駅から新大阪駅までの新幹線グリーン車がセットになって、大人ひとりの基本代金が「ロイヤル」利用の場合は30万円、「スイート」は35万円です。

 なかなか“特別”なお値段ですが、JR西日本の橋本さんによると1本目と2本目の運行については完売で、それ以外もキャンセル待ちであったり「予約は好調」だそうです。

 JR西日本は、2017年春から「トワイライト」の名を受け継ぐ新たな豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス 瑞風」の運行を計画しており、この“特別なトワイライト”が持つ「乗ること自体の楽しさ」を、そこへ引き継いでいくとしています。

【了】

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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