新豪華列車「瑞風」準備本格化 「トワイライト」の伝統受け継ぎ

JR西日本は「瑞風推進事業部」を設置すると発表。2017年春に運行開始を予定している、周遊型の新たな豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」、その準備が本格化します。

“特別なトワイライト”から「瑞風」へ

 2015年5月15日(金)、JR西日本は6月1日から新たに大阪市北区の本社内へ「瑞風推進事業部」を設置すると発表しました。同社は2017年春に周遊型の新たな豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の運行開始を計画しており、それに向けて動きを本格化させた形です。同事業部では車両仕様などの検討に加え、運営体制や販売体制の構築、プロモーション、クルーの採用や教育の準備などを進めるといいます。

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「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」のイメージ。「美しい日本をホテルが走る 上質さの中に懐かしさを」がコンセプト(画像提供:JR西日本)。

「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」は京阪神と山陰・山陽エリアでの運行が予定されており、編成は客室車6両と食堂車1両、ラウンジカー1両、展望スペース付き先頭車2両の10両編成です。しかし定員はわずか30名程度で、最上級の客室は1両で1室。プライベートバルコニーやバスタブも設けられ、国内はもとより「世界中にも希少な客室」(JR西日本)になるといいます。

 JR西日本は5月16日(土)から、今年3月に定期的な運転を終了した寝台特急「トワイライトエクスプレス」の車両を使い、新たに大阪~下関間などで“特別なトワイライトエクスプレス”の運行を始めます。客室は特にグレードの高いものだけを用意し、定員は40名。車内では地元特産品の販売や伝統芸能の実演なども行われる予定で、同社はこの“特別なトワイライト”を、2017年春に登場する「瑞風」へつなげていきたいとしています。

【了】

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1件のコメント

  1. いいんでないかい