車内アナウンスをスマホで同時に多言語テキスト化 実証実験スタート

車内アナウンスが流れたとき、手元のスマートフォンにその内容や停留所近くの観光スポット情報が、あらかじめ設定した言語のテキストで表示される。そんな、バスの車内アナウンスを拡張し、もっと便利で快適な輸送サービスを実現するための実験が、5月15日より始まりました。

「音にトリガーを仕掛ける」という新しいカタチ

 この「おもてなしガイド」のシステムを作ったのはヤマハ。ずっと「音」を研究してきたヤマハらしい、アナウンスの「音」を利用した仕組みです。

Large 20150531 01
実証実験が行われている東急トランセの代官山循環バス(2015年5月、吉田メグミ撮影)。

 音の中にトリガー(引き金)となるデータを忍ばせ、スマートフォンのマイクを使ってアプリがそれを拾うと、アナウンスに対応する文字データが表示されます。アプリ利用者以外には、これまでとまったく同じアナウンスに聞こえるため、情報を必要としていない人のユーザビリティに干渉しないこと、3GやLTEなどの電話回線もWi-Fiも使用しないため、通信料金や電波状況を気にせずに、閉鎖された空間や地下でもサービスを提供できるのがポイントです。

「おもてなし精神はたいへん豊かであるのに、諸外国と比べても英語ができる人が少ないという日本人の弱みを技術力で補い『観光客がバスを使いこなせる東京』を目指していきたいと考えています」(経済産業省 通商政策局 欧州課 課長補佐 皮籠石直征さん)

 このサービスが意識しているのは、もちろん来たる2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催。それまでに飛行機、電車、バスなどの公共交通機関が、日本を訪れる外国人に正確な情報を提供できる状況を整えることは、大きな課題のひとつだからです。

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス