ドクターイエローが空中浮遊する理由
JR東海が毎年夏に浜松工場で行っている一般公開イベント「新幹線なるほど発見デー」。そこで行われる「車体上げ・載せ」という実演に今年初めて、「ドクターイエロー」が使われることになりました。これまでN700系などの営業用車両で行われてきたその実演、なぜ今年は「ドクターイエロー」なのでしょうか。そこにはある巡り合わせが存在していました。
例年は普通の車両で行われる実演
走りながら線路を検査する、923形新幹線電気軌道総合試験車「ドクターイエロー」。その車両を使って今夏初めて、ある実演が行われます。
JR東海は毎年夏、静岡県の同社浜松工場で一般公開イベント「新幹線なるほど発見デー」を開催しており、21回目になる2015年も7月25・26日の土日で実施。そこで「ドクターイエロー」の車体を宙に浮かし、空中移動させるのです。
浜松工場はJR東海に所属する新幹線車両の整備、検査を行っており、その際、クレーンで釣り上げて車体と車輪部分(台車)を分離させる「車体上げ」、また逆に合体させる「車体載せ」という作業があります。
「新幹線なるほど発見デー」では毎回それを実演。新幹線車両の全長は1両25mが基本で、一般的な高速バス2台分より長い数字です。それが宙に浮いて移動する風景は普段、目にすることができず、迫力もあるせいか、例年高い人気を集めているといいます。
この「車体上げ・載せ」の実演についてJR東海は5月28日(木)、今年は「ドクターイエロー」を使うと発表。例年、この実演は営業用車両で行われ、昨年も一昨年もN700系が使われました。「ドクターイエロー」の登場は、今年が初めてです。そこにはどんな意図があるのでしょうか。ある理由が存在していました。
500系新幹線が今年の秋頃に、「エヴァンゲリオン プロジェクト」始動・・・とありますが、本当に始動開始になるんですか?