ニュートラム新車、機能上無意味な穴の意味
大阪市交通局の南港ポートタウン線「ニュートラム」で2016年4月から走り出す、新型車両200系。正面から見ると「口」があるように見えますが、その隣にも小さな穴があります。実はその小さな穴、機能上は無意味でも、意味があるそうです。
電車に「笑ったときにできるもの」
大阪市交通局は2015年6月12日(金)、南港ポートタウン線「ニュートラム」で25年ぶりに新型車両を導入すると発表しました。
登場する新型車両200系のデザインは「笑顔で南港のまちを元気に走り回る子ども」がイメージされており、正面から見ると電車が笑っているようにも見えます。また「口」の右側に黒い穴がありますが、これにも意味があるそうです。
「笑ったときにできる“えくぼ”というイメージです」(大阪市交通局、辻野さん)
機能上の意味はないそうです。
この新型車両について、大阪市交通局によると「とびっきりの遊び心で『お客さまを元気にしたい!』そんな思いの詰まった電車です」とのこと。えくぼがある新型車両200系が南港を走り出すのは、2016年4月からの予定です。
ちなみに、この新型車両200系は新潟トランシスで製造され、2016年度に7編成が投入される予定。外観カラーがレッド、イエロー、ピンク、グリーン、パープル、ブルー、オレンジの7種類あり、「楽しい」雰囲気が演出されているのも特徴です。また4両編成の車内も2両ずつ、ピンクとグリーンという異なる室内カラーになるそうです。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
コメント